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多くの女性が憧れる、毛穴の目立たないつるんとしたお肌。毛穴目立ちの原因は、角栓などの汚れだと思われがちですが、皮脂と水分のバランスの乱れが影響しているかもしれません。特に、頰の毛穴が気になり始めた人は、うるおいバランスを守る正しい洗顔方法を守ることからはじめましょう。

毛穴が目立つ原因とは?

 毛穴の目立ちにはいくつか種類があり、原因もさまざまです。あなたの毛穴の状態はどのタイプか、チェックしてみましょう。

毛穴の開き

 オイリー肌の人に多く、洗顔のしすぎなどで肌が乾燥してしまい、うるおいを取り戻そうと過剰に皮脂が分泌されている状態です。

角栓の詰まり

 毛穴に詰まる角栓は、皮脂や老化角質、汚れなどが混ざりあったもの。保湿不足で肌が乾燥したり、洗顔やクレンジングの際に肌をこすったりして、角質層にダメージを与えてしまうことで、古い角質が毛穴に詰まってしまいます。特にTゾーンは、皮脂の分泌が多いため毛穴に汚れが溜まりやすく、角栓が詰まりやすいようです。

黒ずみ

 毛穴の黒ずみは、毛穴に詰まった白いかたまり(角栓)が酸化して黒くなったもの。皮脂の分泌量が多い人、毎日きちんとメイクを落としていない人はより酸化しやすくなります。

毛穴のたるみ

 加齢による真皮の老化でハリが失われ、毛穴を支えきれずたるんでしまった状態です。毛穴の弾力やハリが低下することで、毛穴同士がつながってしまい、シワのように見えてしてしまうこともあります。

毛穴が目立たない肌ってどんな肌?

 毛穴が目立たないお肌とは、水分たっぷりでハリのあるお肌のことです。なめらかで毛穴の目立たない肌は、ふっくらとしてハリとツヤがあります。その理由は、皮脂と水分のバランスがとれていて乾燥しにくく、キメの中にたっぷりと水分が含まれているからです。

20代後半からの毛穴の目立ちの原因は?

 肌の水分量は、赤ちゃんの時をピークにして年々減少していきます。その一方、皮脂量は20代前半をピークとしてゆっくりと減少。20代後半になると、皮脂と水分のバランスが崩れはじめ、ハリが低下します。そのことが原因で、毛穴の周囲の皮ふもゆるみ、毛穴が目立ちはじめるのです。

頰の毛穴目立ちは、肌が変化しはじめたしるし

 まず、頰の毛穴をチェックしてみましょう。指でキュッと引き上げた時に、毛穴が目立たなくなるようなら、ハリが低下したサインです。頰だけでなく、肌全体が変化しはじめている可能性があります。

 目立つシワやシミ、たるみがなくても、肌はだんだん変化していっています。皮脂と水分のバランスが大きく崩れると、エイジングの速度も早まってしまいます。

 将来の美肌のために、今からできることに少しずつ取り組んでいきましょう。

毛穴が目立たなくなるスキンケアのポイント

 毛穴の目立ちを減らすために、どんなスキンケアを行えばよいのでしょうか?毛穴のタイプ別にスキンケア方法や改善の仕方、注意ポイントをご紹介します。

規則正しい生活習慣や保湿で毛穴の開きを防ぐ

 オイリー肌で皮脂の分泌が多い人は、日中はティッシュなどで清潔な紙で軽くおさえ、肌を清潔にキープしましょう。

 皮脂が多いからと乳液などのスキンケアを怠ってはいけません。しっかり保湿をしないと、肌が乾燥し余計に皮脂が過剰分泌されてしまいます。オイリー肌向けのオイルフリー乳液を使うのもよいでしょう。

 また、毎日の生活習慣を見直すことも大切です。チョコレートなどの糖質の多い食べ物やストレスは、皮脂の過剰分泌を促してしまうので注意しましょう。

正しい洗顔で角栓のつまりや黒ずみを解消しよう

 角栓のつまりや黒ずみには、丁寧な洗顔・クレンジングが重要です。洗顔の前にはホットタオルなどで毛穴を開き、中の汚れを落としやすくするのがよいでしょう。

 洗顔料は、古い角質を分解してくれる酵素系洗顔料や、微粒子が毛穴の奥に入り込んで皮脂や汚れを落とす「スクラブ剤」、古い角質を吸着して取り除く泥成分を使った「クレイパック」などが効果的です。

 角栓の詰まりを無理に押し出してしまうと、肌が傷つき色素が沈着したり、凸凹になってしまうことがあるのでやめましょう。

正しい洗顔が美肌への第一歩

 皮脂と水分のバランスを整えるためには、不足しがちな水分を補給し、しっかりと保湿をすることが重要です。しかし、それ以前に洗顔がきちんとできていないと、せっかくの保湿ケアが十分に機能しません。間違った洗顔方法では、逆に肌への負担を増やし、必要な皮脂や水分まで奪ってしまいます。

洗顔のポイントは必要な水分と皮脂を残すこと

① 泡立て

過剰な皮脂や汚れをしっかりと落とすためには、キメの細かい弾力のある泡が欠かせません。泡がクッションとなって肌への摩擦を減らしてくれるので、しっかりと泡立てましょう。

② 洗い方

 肌をこすらずに洗うことが大切です。もっちりとした泡をつぶさないようにして、やさしく洗います。頬や額などの広い部分からはじめて、Tゾーンや小鼻の周りは入念に洗いましょう。

③ 成分

 汚れをきちんと落としつつ、必要なうるおいを守るように配慮された、皮脂と水分のバランスを整える洗顔料を選びましょう。

④ 習慣

 皮脂や油分は時間の経過とともに酸化してしまい、肌に負担をかけます。帰宅後すぐに、メイクや肌の汚れをオフするように心がけましょう。

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